「シロアリについては何となく知っているけれど、まだウチは大丈夫だよ」
そんな風に思われている方もいらっしゃるかと思います。実際、すべてのお宅がシロアリの標的になるわけではありません。そういう意味では、あまり過剰に心配なさる必要はありません。過去に業者の点検を受けていたり、予防工事をしっかりしているお宅ならなおさらです。
しかし、今回紹介するケースに当てはまる場合、とにかく一度は業者に見てもらうことをオススメします。もしかしたら既に深刻な被害が出ているかもしれません。
シロアリ被害は、必ずしも築年数の長い家ほど多いというわけではありません。場合によっては新築の家でも被害が出る場合もあります。
とはいえ、築年数が長い家ほど、シロアリ侵入のリスクが高くなりやすいのも事実。基礎のひび割れや湿気による家屋の腐食など、建てられてから時間が経っていればいるほど、シロアリが好む状況が整いやすくなります。
一つのラインは、築25年。特に心当たりがなくても、築25年を過ぎたら一度業者に見てもらいましょう。
「築25年が目安」と言っておいていきなり違うことを言うようですが、「家の劣化」がある場合、築年数が25年以下であっても安心はできません。
シロアリ被害に気づいたキッカケとしてよく聞くのが、「雨漏り」や「カビ臭さ」。大雨が降るとポタポタと水滴が落ちてくるとか、なんとなく家全体がカビ臭い、こういった場合は要注意です。
他にも、床の一部がペコペコしている、外壁の塗装が剥がれてきている、などがあれば、それは家屋が劣化している証拠です。築年数に関わらず、とにかく一度業者に見てもらったほうがいいでしょう。
シロアリ被害は、羽アリが飛来するところから始まるケースも多いです。目撃したのが羽アリだけなら、まだシロアリの群れが到着していないとも考えられます。
大規模な被害が出る前に、いち早くチェックを行い、駆除・予防工事を実施することをオススメします。可能ならそのアリを捕まえておき、点検の際に業者に見てもらうのもいいでしょう。
空き家になると家屋の劣化が一気に進み、シロアリ被害に遇いやすくなります。
シロアリ被害は近隣のお宅にも広がりますので、家の近くに空き家がある、またはシロアリ被害が出たという話を聞くなどした場合、早期のシロアリ予防が必要です。
ということで、「シロアリの侵食が疑われるケース」をまとめてみました。上記のような症状が出ている場合は、専門の知識・技術を持ったシロアリ業者のチェックを検討ください。
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専門の薬剤や技術を必要とするシロアリ駆除工事は、業者の力を借りないとなかなか実践できません。とはいえ、日頃からセルフチェックをしていれば、いざというときも早めの対応が可能になります。
ということで今回は、ご自宅で簡単にできる「シロアリ被害のセルフチェック」をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
一番手軽にできるのが、外壁のチェック。「シロアリなのに外壁?」と思われるかもしれませんが、シロアリの侵入経路として、外壁は決して珍しいものではありません。
外壁からの侵入の場合、最も多いのは土壌を歩いて壁に至り、何らかの隙間から屋内に入り込む、というケースです。
チェック方法としては、まず、壁と地面が接する部分を見ながら家を一周してみます。もし蟻の行列を見つけたり、怪しい穴などが見つかったら、写真を撮ったり、懐中電灯で中を調べてみたりするといいでしょう。
一点注意してほしいのが、家の近くにある庭木や電柱などです。こういったものを伝って、高い位置からシロアリが侵入するケースも報告されています。余裕があれば地面だけでなく上方も見ながらチェックしてください。
次のチェックポイントは、畳です。外壁に続き意外なポイントかもしれませんが、実はシロアリは木材だけでなく畳も食べます。
チェック方法は、畳の敷かれた部屋を、つま先を意識しながらゆっくり歩いてみること。もし畳の上に家電製品などが置いてあれば、一旦それらをどかした上で、まんべんなく歩いてみてください(タンスや棚などの家具もどかしてチェックできるとベターです)。
もし、他の場所に比べて柔らかい部分があったり、指先に湿気の雰囲気を感じることがあれば要注意。既にシロアリが畳を食べ始めているかもしれません。
怪しい部分があれば、畳を起こして、裏側などを調べてみてください。仮にシロアリが見つかった場合、被害はかなり進行しているかもしれません。すぐに業者に連絡をして点検してもらってください。
最後に紹介するのは、柱・壁・床。要するに、屋内に使われている木材部分のセルフチェックです。
チェックする際のポイントは、ドアをノックするときのように「コンコン」と音を立てて叩いてみること。その際、普通の木の音ではなく、なんとなく中に空洞があるような音がしたら危険信号です。木材が大好きなシロアリが、既に内部を食べ進めているのかもしれません。
家中の木材を一気にチェックするのは大変ですから、曜日などで場所を変えながら、定期的にチェックしてみてください。
ということで、私たちの経験をもとに、簡単にできるセルフチェック方法をご紹介しました。
人間の病気と同じで、シロアリ被害も、発見が早ければ早いほど対応がしやすくなります。こういったチェックを日常的に行っていれば、ちょっとした変化にもすぐに気付けるようになるでしょう。
もっとも、ベストなのは「被害に早く気付く」ことではなく、「被害自体が出ない」こと。床下や屋根裏などなかなかチェックが難しい部分も多くありますので、できれば一度、専門業者のチェックを受けてみてください。
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お客様の不安を煽り、ありもしない話をして契約を取る。残念なことですが、シロアリ予防の業界にもそんな悪徳業者が多数存在しています。
私たちが「カメラを使った床下生中継」という手法を取るのも、そういった業者とは違い、誠実に仕事に取り組んでいることを知ってもらいたいからです。
では、どうすればそういった悪徳業者を見分けられるのでしょう。私たちが業界内で見聞きした事例をもとに、その判別方法をお教えします!
「サービスで床下をチェックしている」などと言って街を回り、頼んでもいないのにこんな報告をしてくる業者がいます。
「すぐに駆除しないと家が崩れてしまいます!」と大袈裟な説明をして、その場で契約を迫ってくる場合もあります。
こういう業者は、床下や屋根裏など、住人の方が簡単にチェックできない場所の被害を強調するケースが多いです。
決してその場で契約したりせず、まずはご自身でできる限りのチェックを行い、もし心配な点があれば、別の業者に詳細な点検をお願いしてください。
これはシロアリ業者に点検をお願いした際の話です。床下から出てきた業者はそう言って、手に乗せたシロアリの死骸を見せてきました。
実際にシロアリを見せられたのだから、シロアリ被害が出ていると考えてしまっても無理はありません。しかし、これが悪徳業者の手なのです。
信じられないかもしれませんが、彼らは契約を迫るために、あらかじめシロアリの死骸を用意し、それをポケットに忍ばせて床下に入るのです。
そしてさもそこで見つかったかのように家主さんに見せるというわけです。
本物のシロアリを見せられたからと言って、すぐに信じてはいけません。写真を撮ってくるよう言うなどの対応を必ずとってください。
シロアリ業者に点検をお願いしたところ、シロアリ被害は認められなかったものの、予防工事の見積りが異常に高額だった。そんなケースも多数発生しています。
シロアリ被害が発生していない状態で、リフォームや建て替えを提案してくる業者には気をつけてください。建坪数や使う薬剤によって工事費は多少変動しますが、「予防工事」であればそこまで高額にはなりません。
怪しい金額が出されたら、慌てずに内容を精査し、よくわからなければ別の業者に見せて確認してみるとよいでしょう。
ということで、私たちの経験をもとに、悪徳業者の見分け方をご紹介しました。
しかし、彼らのやり口も日々“進化”しています。
上記の例に当てはまらなくても、少しでも怪しいと思ったら第三者に相談することをオススメします。
アリクイでは上記のようなご心配をおかけしないよう、作業員がカメラを持って床下および屋根裏に入り、その様子を中継しながらチェックするという無料診断を実施中です。
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「シロアリ被害」と聞いて最初に思い浮かぶのは、おそらく「床下」や「屋根裏」でしょう。いずれも湿気がたまりやすく、ご自身でのチェックも簡単ではない場所なので、ご相談としては確かに多いです。
しかし、意外にもよく聞くのが「玄関」の被害。
「え?そんなところまでシロアリが入ってくるの?」と驚かれた方は要注意。
玄関はシロアリの発生する土壌から距離が近く、しかも土間床式の玄関が多い日本では、ドア枠やポーチの継ぎ目に木材が使われていることが非常に多いのです。
実際にご自宅の玄関を見てみてください。いかがでしょう。木材が使用されていませんか?
言うまでもなく、木材はシロアリの大好物。玄関という「家の中」の場所であっても、安心はできないのです。
しかし逆に考えれば、「家の中」である玄関は、床下や屋根裏に比べてセルフチェックがしやすい場所だと言えます。
まずは落ち着いて、玄関に使われている木材を触ってみてください。表面をなぞる感じではなく、所々を指先でグッと押し込むような感じでチェックするのがコツです。
指で押し込んでも木材がしっかり固定されたままであれば、ひとまずは安心です。
しかし、木材にベコッとへこんでしまうような箇所があったり、押すとグラつくような感覚があったり、あるいは指先に湿り気のようなものを感じたら、シロアリ被害が既に発生している可能性があります。
すぐにシロアリの業者を呼んで、チェックしてもらったほうがいいでしょう。
玄関を掃除する際、タタキを水洗いする方もいらっしゃると思います。その場合、タイルと木材の隙間に水をかけないように気をつけてください。残った水が浸透したまま留まると、湿気が大好きなシロアリを呼び込むことになってしまいます。
もし濡らしてしまった場合は、タオルなどで水気を拭き取ったり、風通しを良くしてしっかり乾燥させてください。
シロアリ被害が発生してしまえば、駆除工事に大きな費用がかかったり、リフォームや建て替えなどを検討しなければならない場合もあります。
シロアリは、発生した後で対処するより、発生しないような予防工事をしておいた方がずっとお得です。お気軽にアリクイの床下・屋根裏無料診断にお申し込み下さい!