「シロアリ被害」と聞いて最初に思い浮かぶのは、おそらく「床下」や「屋根裏」でしょう。いずれも湿気がたまりやすく、ご自身でのチェックも簡単ではない場所なので、ご相談としては確かに多いです。
しかし、意外にもよく聞くのが「玄関」の被害。
「え?そんなところまでシロアリが入ってくるの?」と驚かれた方は要注意。
玄関はシロアリの発生する土壌から距離が近く、しかも土間床式の玄関が多い日本では、ドア枠やポーチの継ぎ目に木材が使われていることが非常に多いのです。
実際にご自宅の玄関を見てみてください。いかがでしょう。木材が使用されていませんか?
言うまでもなく、木材はシロアリの大好物。玄関という「家の中」の場所であっても、安心はできないのです。
しかし逆に考えれば、「家の中」である玄関は、床下や屋根裏に比べてセルフチェックがしやすい場所だと言えます。
まずは落ち着いて、玄関に使われている木材を触ってみてください。表面をなぞる感じではなく、所々を指先でグッと押し込むような感じでチェックするのがコツです。
指で押し込んでも木材がしっかり固定されたままであれば、ひとまずは安心です。
しかし、木材にベコッとへこんでしまうような箇所があったり、押すとグラつくような感覚があったり、あるいは指先に湿り気のようなものを感じたら、シロアリ被害が既に発生している可能性があります。
すぐにシロアリの業者を呼んで、チェックしてもらったほうがいいでしょう。
玄関を掃除する際、タタキを水洗いする方もいらっしゃると思います。その場合、タイルと木材の隙間に水をかけないように気をつけてください。残った水が浸透したまま留まると、湿気が大好きなシロアリを呼び込むことになってしまいます。
もし濡らしてしまった場合は、タオルなどで水気を拭き取ったり、風通しを良くしてしっかり乾燥させてください。
シロアリ被害が発生してしまえば、駆除工事に大きな費用がかかったり、リフォームや建て替えなどを検討しなければならない場合もあります。
シロアリは、発生した後で対処するより、発生しないような予防工事をしておいた方がずっとお得です。お気軽にアリクイの床下・屋根裏無料診断にお申し込み下さい!